青木真也×松村哲州×星野善彦の3者対談「フリーランスとしての生き方・稼ぎ方」(3)

 

総合格闘家の青木真也さんとの、約3時間(!)にわたる対談。

長いので、何度かに分けてお届けしていきます。

本日はその3回目です。

 

これまでの内容

青木真也×松村哲州×星野善彦の3者対談「フリーランスとしての生き方・稼ぎ方」(1)

青木真也×松村哲州×星野善彦の3者対談「フリーランスとしての生き方・稼ぎ方」(2)

 

時間の使い方、意識してる?

星野
タイムバンクの話も出たので、あとは時間の使い方。
時間はなかなか増えないですからね。

 

青木
時間は平等ですよね。

 

星野
そこで言うとどうでしょう?
じゃあ青木さんからお願いします。

 

青木
時間はすごい簡単で、自由な時間、何もしない時間を特に多く取ってあります。

 

星野
契約されていない時間というか減らせる時間、トイレの中にこもっていても好きな時間は使えるみたいな?

 

青木
結局スポーツ選手ってアーティスト、表現する人なんです。
発想が出てこなくなるんですよ、時間が詰まると。

 

星野
例えば、闘う場合の見せ方ですか?

 

青木
いや、そうじゃないです。
青木
技だったり、体力だったり、色んなパーツを組み合わせるわけじゃないですか。練習法もそうですよね。
青木
詰まると新しいものを作る発想が出てこなくなるので、より多くの時間を作った方が良いんですよ。

 

星野
アーティストっぽいというのは斬新な切り口ですね。従来通りのことをやっていても勝てないということですかね?

 

青木
自分で作っていく意識を持った時、表現者なので表現するということを考えた時に、皆がやっている表現を従来通りしても見てくれないんですよね。
青木
さっきの評価経済という話にもつながるんですけど、自分にしかできないこと、人にできないことをしないと評価されないんですよ。
なので自由な時間がいっぱいあると発想が出てくるので、その発想が出てくる時間を多く取るようにしています。

 

松村
試合の直前はトレーニングをされると思うんですけど、試合のない時や、試合の後とか、普段どういう感じで時間を過ごされているんですか?

 

青木
基本的に練習します。
後は自由じゃないですか。
その時間は出来る限り自分1人で過ごすことが多いですね。

 

松村
それはご家族と?
それとも1人ですか?

 

青木
家族といたりするのも得意じゃないです。詰まっちゃって発想が出てこなくなってしまうんですよ。
だから1人でその時間を使うようにしています。

 

松村
それは家の中で1人でいるんですか?
それとも外に出るんですか?

 

青木
外に出てもいいし家の中にいてもいいし、あまりこだわりは無いです。

 

星野
商品開発的な発想ですか?
練習とかトレーニングをやらないといけない時間というのは決まっているんですか?それを出来るだけ減らすとか。

 

青木
いや、やらなきゃいけない練習なんてものは集中してやれば基本的にそんなにずっとできないんですよ。
自分に必要な量だけしていれば余分にする必要はなくて。
青木
出来るだけ自由な時間を増やして、良い発想が出てくるようにしたいと思っています。

 

引退後のビジョンは?

松村
引退後のことも見据えているんですか?
今は試合があってスケジュールを組んでいると思うんですけど、将来的にいつかは引退ってやってくるじゃないですか。
その後っていうのはどういう時間の使い方をされる予定ですか?

 

青木
何か熱中出来るものを探さないと辛いな…みたいな話にはなりますよね。でも、誰もがこれって凄く難しくて。
青木
小説家なんかもまさにそうなんですけど、そこが1番頂点に来ちゃうじゃないですか。何かヒット作を出したアーティストもそうですよね。

青木
それ以上の刺激がなくなった時にやっぱり何かが溺れて、苦労して行くので。

 

松村
事業をやったりとかは考えていないんですか?

 

青木
考えてないです、今のところ。
青木
結局アーティストってすごく分かりやすくて、なぜ薬に手を出すかっていったら、次の目標的な、代わるものがなくなる訳じゃないですか。代わりに簡易的に強い刺激が手に入るようなものを欲しがるわけですよね。
青木
そういう部分で何か熱中出来るものを探していきたいし、作っていきたいなと思いますね。
青木
それが相対的なもので繰り上がり地位的に、じゃあ格闘技がなくなったら次のものになるとかいうと、それは僕もやったことがないし…。
何か熱中出来るものを見つけていたいですよね。

 

松村
今から何か考えたりはしているんですか?

 

青木
そうですね。文章を書くとかそういうことをやっぱりやっていきたいです。
青木
ジムを持つということに興味は無いですけど、選手を教えたりするのは好きなので、そういうことも軽くはタッチしていきたいなと思っています。

 

松村
出張して教えるような個別トレーニングですか?

 

青木
今も1人2人選手を持っているんですけど、そういうことはやっていきたいなと思っています。

 

松村
今もいくらかいただいて教えるというような講師をされているんですか?

 

青木
一般の人に頼まれた時はやります。
ただ、今1人選手持って教えていますので、まぁ好きにやれたらいいかなと。
青木
引退後のセカンドキャリアみたいなものを考えてはいるけど、そこまですごい恐怖心はないんですよね。
それがちょっと不思議というか。
青木
何とかなるというか、それなりに自分でやってきたことに対して自信があるのかもしれないです。

 

松村
自信があるって凄いですね。

 

星野
他の顔も色々持たれてますしね。

 

青木
他を見ることで、一応格闘技をそれなりにやってきたんだなぁというのを再確認できているんです。

 

ふたたびお金のはなし

星野
じゃあ次は、松村さんの時間の使い方をお願いします。

 

松村
そうですね…。
仕事が最近保守になっているので、普段やることがないと何をして良いか焦りますね。

 

星野
どんな時に焦るんですかね?
本当にやることがないなーみたいな?(笑)
やることがなかったら、普通に考えたらラッキーじゃないですか。

 

松村
考える時間は青木さんと一緒で重要なんですけど、ただどうしてもマネタイズの方で考えてしまうので…。
もしコンビニでバイトでもしていたら、1,000円でも多く稼げるのになーみたいな。

 

星野
時給に縛られる(笑)
暇な時間が怖いんだと思うんですけど、常に時間を埋めていきたい方ですか?

 

松村
効率よく埋めていきたい(笑)

 

星野
ポリシーが面白いですね。
人それぞれ(笑)

 

松村
今はTwitterとかで顔を出してやっているんですけど、本当はもう誰にも知られずにこっそり稼いで行けたら1番良いかなと思います(笑)

 

星野
黒子でね(笑)

 

青木
自己承認されない訳だし、寂しくなると思いますよ?
青木
それはやっぱり辛くないかなと思うんですけど、「ああ、これやったんだ!」みたいな自己承認されないと。
承認欲求は絶対出てきちゃうんで。

 

星野
それが年収の額だったり?

 

青木
多分、極論金額じゃ満足しないんじゃないかと。

 

松村
金額については多分、そうですね。
月収30万円の頃は、月収50万円まで行けば満足するんじゃないかと思ったけど、結局満足できない。

 

星野
そうですね。
もっと増やせるのに、みたいな。

 

松村
多分、何を考えても満足をしない。
例えば株で結構な利益が出ても、もうちょっと工夫していればさらに利益を乗せられたんじゃないかとか思ってしまう。
最大限の利益を取らないと満足できなくなってしまいました。

 

星野
ああ…頂点で売るっていうのは難しいですよね。

 

青木
いやあなんか、すごいなぁ!(笑)
青木
でも僕思うのは、松村さん幸せですよ。だってお金にそこまで熱くなれるんだもん(笑)

 

松村
縛られている気もしますけど(笑)

 

青木
いや、すごい幸せだと思う。

 

星野
お金とはずっと付き合っていける。

 

青木
絶対的な信頼があるんですよ、お金に対して。

 

松村
お金があれば色々、9割の不幸は排除出来るかな…と。
松村
母親がずっとパートに出ていて、ずっと「お金がない、お金がない」と言われて育ってきたので、生まれ育った環境が多分大きいですね。
「いつか結婚したら、奥さんを働かせるような男になったらだめよ」みたいな洗脳されてきたんで(笑)

 

青木
お金への信頼度がめちゃくちゃ高いと思うんですよ。
青木
お金って信頼の上で成り立っているものだから、そもそも幻想なんだよね。
皆が信じるから価値があるものじゃないですか。
青木
それはもうビックリなレベルで信頼度がありますね。
それはお金絶対稼げるようになりますよ。

 

星野
執着心(笑)

 

松村
その先のゴールが見えない。

 

青木
いや、そこまでお金への熱意というか執着度が、信頼があるから絶対カネ稼げるようになるでしょう。
絶対強いですよ。

 

松村
お金がなくなるのが怖いんですよね。

 

星野
お金が守ってくれる。
札束は金が守ってくれる。(笑)

 

松村
自分に多分自信がないから、お金に依存してしまうんです。

 

星野
それはそれで良いんじゃないですかね。さっき青木さんがおっしゃっていたように、幸せになれる。

 

青木
いや、すごいと思いますよ。

 

自分を守るもの、持ってる?

松村
自分の身1つに自信があれば、お金にこだわらなくて良いと思うんですけどね。

 

星野
金ってはっきりしているものがあるなら、それはそれで良いじゃないですか。

 

青木
そうですそうです。
青木
いつもTwitterで見ていても、お金へのすごい信頼があるんだなぁと。
信用しろと言って信用出来るものじゃないから、いいなぁと思いますよ。

 

松村
他に頼れるものがないと、どうしてもそうなってしまいますね。

 

星野
松村さんはわりとネガティブに考えるところがありますよね。

 

松村
人間て生き物として考えると、最終的にものをいうのはやっぱり力、暴力的な力だと思うんですね。
青木さんとかは当然そういうところは自信ありますよね?

 

青木
僕、自信ないです。

 

星野
そうなんですか。(笑)

 

松村
もちろんプロとしてそういう危害を加える訳にはいかないけれど、最悪身を守れるだけの、追い払えるくらいの自信というのはあるんじゃないですか?
実際、絡まれたことはないんですけど、高速道路で前に割り込まれて車を止めさせられて、亡くなった不幸な方とかいらっしゃいますよね。

 

青木
いやでも、法治国家ですからね。

 

松村
警察を呼ばれる時間とか?

 

青木
法治国家で、皆がそれをしたらリスクがあるってことを、皆分かって生活しているので。

 

松村
たまに分からないような若者もいますよね。

 

青木
でも、そんなことを言ったら、格闘技なんてやっていたって(相手が)ナイフを持っていたら終わりだし。
青木
だからそれで喧嘩が強いだとかいうのはすごくナンセンスで、意味を成せないものだと思うんですよ。

 

星野
松村さんが何か絡まれた経験があるのかってくらい恐怖してますよね。(笑)
普通に考えるとやっぱり、相当なハードルを越えてこないとやらないですからね。

 

青木
だからこそ本当に1番強いやつって誰なのかというと、何も持っていない奴が1番強いですよね。
家族もお金も何も持っていない。
青木
だって感情のままに行けるじゃないですか。(笑)
最強の人間は、多分そこだと思うんですよ。
青木
だからそこはちょっと違うんじゃないかと思ったりしますよね。

 

星野
違うところから。

 

青木
いや、でもそれは否定はしないんですけど、そこはちょっと違うなと思います。
青木
松村さんが強さみたいなものに対する憧れがあるのかな。

 

松村
それはありますね。

 

青木
松村さんにとって強さと代替するものがお金なんですよ。

 

松村
安心材料かもしれません。

 

青木
人に対するお金みたいな話を掘り下げていくと、すごい面白いですよね。
青木
日本の教育だとそこを掘り下げることってしないじゃない?

 

松村
学校とかであまりお金の教育はしないですよね。

 

星野
人生哲学から見えた「お金という切り口」に映りますよね。

 

青木
すごい面白いと思います、それは。

 

星野
じゃぁ松村さん、そのキャラで(笑)

 

松村
僕の中で嫁みたいなものであり、武器でありみたいな。(笑)

 

星野
そう思っている人はあんまり多くないんですよ、そこは。(笑)

 

青木
お金への信頼度100%みたいな(笑)
95%以上100%未満みたいな人が、やっぱりそこまで実は少ないんだと思います。

 


あなたなら、空いた時間をどう使いますか?

対談はまだまだ続きます。


青木 真也 Twitterアカウント → https://twitter.com/a_ok_i
星野×松村 公式Twitterアカウント → https://twitter.com/syssales
星野 善彦 Twitterアカウント → https://twitter.com/yh_229
松村 哲州 Twitterアカウント→ https://twitter.com/trade_2017


コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です

日本語が含まれない投稿は無視されますのでご注意ください。(スパム対策)